2021-07-25

Lion

B&ILの南アフリカ遠征、対スプリングボクスの第1戦です。
どちらもキックとFW戦主体のチームだと思いますので、展開、点数ともにタイトなゲームになる気がします。

結果、僅差でライオンズの勝利となりました。


前半ペースが掴めないライオンズに対し、スクラム、キックでボクスが優位に立ちPGで先行する展開となりましたが、キックのみの単調な攻めとトライキャンセルもあり徐々にライオンズがペースを引き込んでいきました。
ボクスは攻め手の少なさと後半足が攣る選手が目につき、コロナ禍の影響もあるように見受けました。

ボクスはデュトイ、ライオンズはイトジェが良かったですね。

無観客で熱狂的なライオンズサポーターが醸す盛り上がりがないのが寂しい限りですが、あと2試合、いいゲームが見られそうです。

2021-07-24

Fat Bottomed Girls

近所の角上魚類に行ったら丸々としたイワシが山盛りになっており反射的に買ってしまいました。

おろさず皮も剥かずにできる調理、ということで煮てみました。
酒はないので赤ワイン、砂糖もないのでローコストプロテインの味付けで買っていたラカントで代替。みりんはなし。
若干薄味でしたが、それでもかなり美味かった。
適当に作ってもこの美味さ、旬の素材の素晴らしさを痛感しました。

@60円。
店で食べるとさて何倍でしょう。

2021-07-18

Black Wall

対フィジー第2戦。
相変わらずFWが安定しませんね。
ブレイクダウン、ラインアウトともにパッとしません。
ただ、フィジーが前のゲームで力を使い果たしてしまったかのようにブレイクダウンの粘りはないは、明らかなオフフィートを連発するはで試合展開としては全く危なげがありませんでした。
ゲームへの興味は早々に薄れてしまったので、あとはボーデンのプレーに注目です。
後半、残り20分でモウンガと交代。
キックの不安定さは相変わらずですが、ボールが前後左右に動き始めダミアンの積極的なアタックも目につき始めました。
モウンガはもちろんいい選手ですが、どうにもプレーがクルセイダーズの延長に見え、代表だと使えるコマを使い切っていないように見受けます。
ただモウンガで6T、ボーデンが出てから3T、タイトな前半でゲームを決めているモウンガ、キックの正確性とゲーム運びの手堅さはさすがですね。
23年のフランス大会でABsが優勝するためにどのようなチームを目指すのか、それによって誰がファーストチョイスになるのかが決まるんでしょう。
それはSOに限らずですが。
その意味ではイアンフォスターの判断は少々曖昧というか遅い気がします。
ラスト1年でスコットロバートソン、というのもどうかという気もしますので決断するのであれば早い方がいいと思います。

あとここ3戦ずーっと気になっているのは冒頭にも書きましたがFWの不安定さです。
FW戦で勝たない限りゲームの組み立てはままなりません。
1列にムーディー、トゥンガファシが加わり、3列が固定されて来ると落ち着くのでしょうか。
ゲーム後サムケインの姿が画面に写っていましたが、一回り小さくなったような印象です。
果たしてこれから自らのトップフォームを取り戻し、かつキャプテンとしてのタフさと冷静さをピークに持っていくことができるのでしょうか。
非常に心配です。
スーパーラグビーでは活躍するジェイコブソン、ソツツ、フリゼル、パパリィあたりがインターナショナルの舞台でも爆発して欲しいものです。

流れでワラビーズとフランスのゲームを見ました。
前半4分!?でコロインベテをレッドで欠いたワラビーズ、それでも勝利しました。
フランスも数的優位を活かせなかった甘さというか若さがありましたが、何といってもキャプテン、マイケルフーパーの攻守における活躍と冷静なゲーム運びが目を引きました。
アタック局面での複数回のラインブレイク、劣勢局面でのジャッカル、ペナルティでの冷静なジャッジなど完璧な立ち回りだったと思います。

RSAはAチームというほぼボクスでB&ILに勝利していますし、アルゼンチンもウェールズに勝利した模様。
8月からのTRCが楽しみ、というかABs大丈夫かな、と少々不安になります。
逆にここで強さを見せてくれれば全くの杞憂だったということです。
その意味では本当に楽しみです。

2021-07-11

We 're Gonna Win

ABsテストマッチ第2戦、対フィジー2連戦の1戦目です。

フィジーというとフィジアンマジックという言葉であったり、セブンスでの輝かしい戦歴であったりで自由奔放なランとパスのチームとの先入観が拭えませんが、かなり前から強烈なフィジカルを全面に押し出したチームになっているんですよね。
とは言えアイランド系のチームに見られる、ディシプリンやフィットネスの継続性に弱点があると思っているのでABsとは勝負にならないだろうと思っていました。

ただ今回はフィットネス、ディシプリン共に特に問題は感じませんでした。
ブレイクダウンが非常に良かったですね。
本来リッチーマコウを筆頭によきフレッチャーがABsの無双な武器だと思っていますが、お株を奪われたような展開でした。
途中からオフフィートを取られまくっていましたが、画面で見る限り自立していないのか、いるのかはようわかりません。
逆にABsのブレイクダウンでの勝負弱さが目についてしまいました。
アタックでもソツツの2度ほどのパスは弱気に見えましたし、リーコが何度かラインブレイクしそうになりましたが、2人目の寄りが遅くチャンスにできませんでした。
このあたりはコンビネーションの問題とも思いますので、今後改善していくかもしれません。

ただマコウやリードのようにゲーム展開を俯瞰しながらも自らの役割に徹することができたバックローが不在なのも気になります。
ケイン、アーディーが戻ってくると落ち着きますでしょうか。
個人的にはスコットバレットを3列&リーダー教育していくのもいいのではないか、とも思っています。

リーコはバックスリーの方がいい気がしますね。
スピードとタイミングが持ち味だと思うのでどうしてもアタックが単調になりがちで、ディフェンスが堅い強豪相手となるとなかなかラインブレイクが出来ないように思えます。

ボーデン、前半は落ち着いたプレーでいいと思いましたが、怪我をしてからコンバージョン含めちょっと精彩を欠いた印象です。
怪我の具合もあって次週はメンバー外になるでしょうし、フィジーが1戦目間に合わなかった海外メンバーが入りレベルアップしそうな次戦、ここでモウンガが魅せるとまた厳しい状況になりそうです。
それでも23年に向けて若いメンバーが多くなっていく中ではボーデンの存在が欠くことができないと思っていますので、今後限られた実戦で見せつけてくれることを期待しています。
もっとも1番の心配はRWC後、ABsらしいダイナミズムと創造性溢れる面白いラグビーが見られないことなんですよねー。

2021-07-04

Over and Over

各地域ともクラブラグビーが一定段落し、いよいよウインドウマンス、テストマッチ期間が始まりました。
この土曜日、大忙しです。

まずは13:20からマオリオールブラックス。

マオリのハカ、長めで見応えがあって良いです。
今回のはカパオパンゴっぽいですね。

試合は無難にマオリオールブラックスが勝利しました。
あまりオーガナイズされていないチーム同志の対決ですので、どうしても中弛み感のある展開になります。
マオリABsはあえて決め事でがんじがらめにせずにフレアーの余地を大きく残すビルディングしているよう感じます。
北半球のかっちりしたチームとの対戦の方が面白い気がします。

2戦目、16:00からABsとトンガ。
ABsの今シーズン初テストですが、トンガは海外組が入国できなかったらしく、もともと力差があるところに主力抜きのメンバー構成ということで見どころが少ないゲームになりそうです。
その中でもハカ合戦は楽しみです。
過去にも熱い戦いがあるんですよね。

2003年のRWCです。
ABsが終わらないうちにトンガがシピタウを始めます。

この画像だとわからないのですが、シピタウの途中でカマテを始めています。

ハカは大人しく?聞く、というのがお約束というか不文律になっているのですが、この対峙は燃えます。
いつ見ても熱くなりますね。

試合の方はというと以下のとおり。
ABsはファーストテストが何人かいる、ある意味実験的なゲームでしたが、どうにもその目的も果たせなかったような展開となってしまいました。
とはいえそこはABs、次戦以降楽しみです。

3戦目。
20:30からジャパンvsアイルランド。
ジャパン、力が安定してきましたね。
全く互角のチーム同志のゲームを見ているようでした。
後半、逆点されメンバーが変わったあたりからポゼッションに固執し、なかなか敵陣に入れずチャンスを生み出せませんでしたが、キックでエリアを取りに行かない何らかの理由があったんでしょう。
自陣での相手ボールラインアウト対応など課題が絞られていると思うので、今後メンバーやコンビネーションが整備されていくと良い結果につながるだろうと感じました。

いずれにせよ各国、2023年に向けて始動しました。

2021-07-03

Pirates

先日新聞で近隣の流山市が東電事故の避難解除地域を除くと全国トップの人口増加率の市町村だったとの記事を目にしました。

流山、というと反射的にとんでもない田舎、と浮かぶのですがその原因は下記の漫画です。

小学校2、3年のころだったでしょうか。
俺は両津(当時こち亀なんて略し方はしなかった)派だったのですが、仲の良い友達はパイレーツ派でした。
江口寿史は当時小学生の俺から見るとかなりおしゃれな画風であり、またギャグも両津の人情劇と異なりシュールというかナンセンスというか、大人の香りを漂わせていて両津派としては少々違和感があったものでした。
その後、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」は初期の人情劇では持たなくなったのかキャラ頼み、時流を体現するだけの警察官とは何の関係もないキャラの両さんとなり生きながらえていくことになるのですが、江口寿史は執筆、中断の繰り返しにより漫画家としてはマニアックな存在になっていきました。

途中が長くなりましたが、船橋に住んで当然に千葉を身近に感じ、すすめ!!パイレーツが無性に読みたくなったんですね。
Kindleで大人買い(と言っても全8巻ですが)し、読みましたが千葉の描かれようが凄まじいです。
全くのど田舎扱い、首都圏と名乗ることが憚られるほどです。
ただ船橋はもちろんのこと松戸や野田、流山などの地名がふんだんに出てくるので楽しいですね。
次、ストップ!!ひばりくん!からエイジに行きました。
江口寿史、天才だとつくづく思いました。
後の2作、仕上げて欲しかったものです。