ワラビーズ戦を日産スタジアムに観に行ってきました。
30ー63。
一言で言ってしまうと実力差、ってことだと思います。
相手はティア1国ですからそこは当然ですよね。
目玉であるラッシュディフェンスは効いていたと思います。
前半ゴール前に釘付けになった時も十数フェイズまでは堪えてました。
ディフェンス局面ではブレイクダウンに人数をかけず、リロードが徹底されていましたね。
ハーフウエイ付近の攻防では、ディフェンス局面でゲインラインを押し返す場面もあったし。
いい点が多く観られたゲームでした。
反面、今回改めて差を感じたのがフィットネスと基本スキルの差です。
(あとロックの差に起因するスクラムの差。これはメンバー選考でしかカバーできないので今後に期待です)
前半終了直前、ジャパンはヘロヘロで既にディフェンスラインを整備できなくなっていました。
かたやインターナショナルはどうかと言うと、少々話は逸れますが先日のチャンピオンシップでのスプリングボクスとオールブラックスの試合。
前半40分過ぎても、オールブラックスがゲームを切らず、ボクスも切らず、前半は50分でやっと終了。相手が気を抜くタイミングではとことん攻める、言い方を変えれば前半からトップでプレーするのが世界の潮流となるとすると、ジャパンのフィットネス不足は致命的です。
基本スキルは要はパススキルです。
ジャパンのロングパスは山なり。
ワラビーズのロングパスはフラットに見えるほど早くて強い。
ラッシュディフェンスで堪えてもフェイズを重ねるごとにズレが生じて最後は大外が余る。
そこにフラットに近い早いロングパスを放られたらディフェンスは全く追いつけない。
基本技術だけに詰めるのは非常に難しい。
このあたり、今世界一進んでいるのが他でもないオールブラックスだと思います。
そしてジャパンのコーチはJJとトニーブラウンのニュージーランダー。
ハリケーンズのディフェンスコーチも入ったし、道程を誤ることはないと思うんです。
「一生に一度」
2019WCのキャッチコピーだそうです。
なんだかダセーなーと思ったけど、WCへのピーキングの覚悟だと思ったらいいじゃん、と思えてきました。
2018年の春のウインドウマンス。ここで次の段階が観られるような気がします。
そこでは是非、松橋選手が復帰していて欲しいと心から思います。
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