2022-11-11

Parisian Thoroughfare

入社30年目のリフレッシュ休暇、コロナウクライナ円安と三難の中、諸事情あってパリに行ってきました。
ほぼ3年ぶりの海外です。

シャルルドゴール空港に17時前に到着、ホテルにチェックインした後、歩いて凱旋門まで行ってきました。
ライトアップされて荘厳な雰囲気です。バックのエッフェル塔もいい感じ。
この晩は凱旋門近くのビアバーで軽く食事を済ませ翌日以降に備えます。

翌朝、誰もが行くはずのアンジェリーナで日本人には決して合わないはずの朝食をとり、
街をうろうろします。

オペラ座。
前後しますがオルセーのオペラ座の断面モデル。
パリ行きが決まるちょっと前にオペラ座の怪人を読んだんですよね。
7月に親父が亡くなって、親父が好きだったアガサクリスティを読んでみようかと思いたち、数冊読んで、読んだことがない推理小説流れでガストンルルー、となったかな。
オペラ座の怪人は推理小説ではなく、またオペラ座の複雑怪奇な構造と怪人の正体のみを興味に読み進められた本でしたが、外観と断面のモデルを見て改めて腑に落ちました。
実際に起きたシャンデリアの転落事故が着想、とのことですがこの構造を知ったら何らかの物語を書いてみたくなると思わされるような造りです。

娘がアンジェリーナのショコラショーをはじめ甘すぎる朝食を食べきれなかったことでしょっぱいものが食べたいと所望し、ちょっと早めの昼食をエッフェル近くのカフェで。
フランスでの食事じゃありませんな。

その後ルーブルへ。
学がなく著名な作品のみにピントが合います。
ミロのビーナス。
サモトラケのニケ。
モナリザ。
途中の回廊の素晴らしさは圧巻でした。

鑑賞後隣接するチュイルリー公園で一休み。
オルセーに行く予定だったのですが、月曜休館ということでオランジュリー美術館へ。
オランジュリーといえばモネの睡蓮でしょう。



観た、との証拠のためだけのような写真ですな。

この後娘がのだめカンタービレでのだめが住んだアパルトマンを見たい、と台湾領事館へ。
俺にしてみれば何のこっちゃ、という場所ですが途中の散策も楽しくまあいいのかな。

その後メトロでノートルダム大聖堂へ。
2019年4月に火災に遭っているんですね。よって工事中で中には入れず。
考えようによってはこれはこれで貴重なタイミングかもしれません。

3日目、前日までのハッピーな観光気分が一気に暗転、最悪の日になりました。
ヴェルサイユ宮殿の訪問が午後イチだったため、午前中は市内で買い物をしてホテルに荷物を置いてヴェルサイユまで、と考えていました。
朝食はERIC KAYSERで軽く。
その後ちょこっと買い物をしたら時間が迫っており急いでタクシーでホテルに荷物を置きに。
ホテル周辺が混雑しており、焦りのあまり言われるがままうっかりデビットカードをタクシードライバーに渡したところ残金をごっそり抜かれました。
メーターでは金額を確認したのですがデバイスの表示はよく見ませんでした。迂闊でした。
ヴェルサイユ見学を程々にし、警察に行きましたが届出を受理するだけで捜索をする気配はありません。
観光客にはよくあることなんでしょう。
ナンバーも控えておらず、個人タクシーだったと思われ捕捉のしようがありません。
後でネットを調べると同様の被害があるようです。
アラブ系のドライバーでカードを渡すように言われる、レシートを要求すると手書きで書いたチープなものを渡された、ということ。

言葉が不十分なことから舐められたんでしょう。
カードは絶対渡してはいけませんね。5万強、高い授業料になりました。
シャンゼリゼ通り近くのパリの警察に行けたことは貴重な体験だったかな。

ちなみにヴェルサイユの写真はこんな程度。

翌日最終日。
前日のこともありアクティブに動く気がしません。
とはいえお土産を買ったりしなければならないので歩いて街まで。

朝食はオペラ座近くのカフェで。

コインロッカーにスーツケースを預け、行けなかったオルセーに。
モネ、日傘をさす女
ゴッホ、自画像。
見たはずですがミレーの落穂拾いなど結構見るべき作品を見過ごしています。

不安定な心情を察してくれたのか娘も早めの空港への移動を誘導してくれました。
チェックイン2時間前と早めの到着になりましたが、空港に着いて一安心です。
時間があるのでカフェで一服。
結局、パリ滞在期間はワインを1杯も飲みませんでした。
食事もカフェやファストフードみたいなものばかり、食の面では満喫できませんでしたが観光としては十分だったかな。
不要な社会勉強はありましたがね。

滞在中満喫できなかったワインは機内で補いました。
あっという間の3泊5日の旅でした。
不愉快なこともありましたがそれも含めて、大きく見聞を広めさせてもらいました。
海外に行くとなんでも身近にある日本生活の便利さを痛感しますが、海外に行っての異文化へのコンタクトは変え難い魅力があります。
またどこか行きたいなー。

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