実家への帰りしな、ふとRickSpringfieldが聴きたくなり自宅に寄って全盛期のThe Beat Of The Live DrumというDVDを観ました。
もう40年近く前になるんですかね。
いまだに好きなアーティストなんで隔世の感です。
その中にTAOというアルバムのオープニング曲である本稿の題名の曲があります。
これは反核反戦の曲なんですね。
当時は東西冷戦時代の終盤で、79年のソビエトのアフガニスタン侵攻を機に東西の緊張が高まっていた時期かと思います。
ウクライナ侵攻の今と少々似た構図を感じます。
この前のソロアルバム、Living In OZまでストレートなロックを売りにしていたリックが道教を意味するTAOという地味なテーマを掲げ、シンセサイザーを前面に出した音作りの本作、あまり売れなかった記憶があるのですが曲は非常に良く、今でも折に触れて聴いています。
Rickはその前から亡くなったお父さんを取り上げたり非常に真面目な人なんだなーと思っていましたが、このアルバムは戦争などの重い問題を取り上げたりと今更ながら結構気付きがあります。
生まれてここまで平穏な日々を過ごしていたので戦争や核というのはどこか対岸の火事との認識でここまできてしまいました。
SDGsやなんやらも戦争で全ては吹き飛んでしまいます。
人類というか地球存続のテーマは反戦であることを まざまざと突きつけられているここ数ヶ月です。
果たして自分に何ができるのでしょうか。
ちなみに改めてこのライブを観るとRick、随所にスラップ奏法で弾いています。
ちゃんと音が出ているのかは聞き取れませんがこの辺りも進んでいたなー、と感心した次第です。
俺にとって洋楽がいい時代でした。
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