対フィジー第2戦。
相変わらずFWが安定しませんね。
ブレイクダウン、ラインアウトともにパッとしません。
ただ、フィジーが前のゲームで力を使い果たしてしまったかのようにブレイクダウンの粘りはないは、明らかなオフフィートを連発するはで試合展開としては全く危なげがありませんでした。
ゲームへの興味は早々に薄れてしまったので、あとはボーデンのプレーに注目です。
後半、残り20分でモウンガと交代。
キックの不安定さは相変わらずですが、ボールが前後左右に動き始めダミアンの積極的なアタックも目につき始めました。
モウンガはもちろんいい選手ですが、どうにもプレーがクルセイダーズの延長に見え、代表だと使えるコマを使い切っていないように見受けます。
ただモウンガで6T、ボーデンが出てから3T、タイトな前半でゲームを決めているモウンガ、キックの正確性とゲーム運びの手堅さはさすがですね。
23年のフランス大会でABsが優勝するためにどのようなチームを目指すのか、それによって誰がファーストチョイスになるのかが決まるんでしょう。
それはSOに限らずですが。
その意味ではイアンフォスターの判断は少々曖昧というか遅い気がします。
ラスト1年でスコットロバートソン、というのもどうかという気もしますので決断するのであれば早い方がいいと思います。
あとここ3戦ずーっと気になっているのは冒頭にも書きましたがFWの不安定さです。
FW戦で勝たない限りゲームの組み立てはままなりません。
1列にムーディー、トゥンガファシが加わり、3列が固定されて来ると落ち着くのでしょうか。
ゲーム後サムケインの姿が画面に写っていましたが、一回り小さくなったような印象です。
果たしてこれから自らのトップフォームを取り戻し、かつキャプテンとしてのタフさと冷静さをピークに持っていくことができるのでしょうか。
非常に心配です。
スーパーラグビーでは活躍するジェイコブソン、ソツツ、フリゼル、パパリィあたりがインターナショナルの舞台でも爆発して欲しいものです。
流れでワラビーズとフランスのゲームを見ました。
前半4分!?でコロインベテをレッドで欠いたワラビーズ、それでも勝利しました。
フランスも数的優位を活かせなかった甘さというか若さがありましたが、何といってもキャプテン、マイケルフーパーの攻守における活躍と冷静なゲーム運びが目を引きました。
アタック局面での複数回のラインブレイク、劣勢局面でのジャッカル、ペナルティでの冷静なジャッジなど完璧な立ち回りだったと思います。
RSAはAチームというほぼボクスでB&ILに勝利していますし、アルゼンチンもウェールズに勝利した模様。
8月からのTRCが楽しみ、というかABs大丈夫かな、と少々不安になります。
逆にここで強さを見せてくれれば全くの杞憂だったということです。
その意味では本当に楽しみです。